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「Soil(ソイル)」は1975年に出版された「かこ さとし」の代表作「地球 その中をさぐろう」に登場するシーン(地形)を「土」を主題として、新たに絵素材を描き起こしてリメイクしたものです。 地球の半径は約6,370kmですが、実際にわたしたちが暮らしているのは、そのいちばん外側にある地殻(ちかく)とよばれる、わずか5~40kmほどの層の表面です。そして、地殻のもっとも外側の、わたしたちが触れられる浅い部分だけに「土」はあります。 わたしたちは物心ついたときから、当たり前のように土の存在を知っています。しかし、それが一体何なのか、どのようにしてできたものなのか、そして、わたしたちの生活やほかの生き物たちにどのような影響を与えているのかについて、大人でもくわしく説明できない人がほとんどではないでしょうか? 本作品では、どこにでもありふれていて、関心を持たれにくい地味な存在である「土」と、「土に関わるさまざまな動物、植物、現象、人間の生産活動」について取り上げています(土のみならず、自然科学について幅広く関心をもって頂く小さなきっかけになればとの想いから本作をつくりましたが、非才ゆえ、意あっても満ちたりぬ部分が多くあるかとおもいます。制作者の欠をユーザーの方々に補っていただき、制作者にも勉強させていただけるのであれば願ってもないことです)。 土とはなんなのか? カキノキの根はどれぐらい深くまで伸びているのか? セイヨウアジサイの根はどんな形をしているのか? 地下水はどんな様子でたまっているのか? ゴボウの葉はどんな形をしているのか? ラッカセイはどのように実をつけるのか? キアゲハはなぜニンジンの葉に卵を産みつけるのか? 日本の土はほかの地域の土と何が違うのか? 水田の中にはどのような生き物がいるのか? 用水路にはどのような水草が生えているのか? …… 数百、数千という数えきれないほどのさまざまな疑問に対する答えが本作品の中には詰め込まれています。しかし、本作品はあくまでソフトウエア上での「つくりもの」に過ぎず、扱える生き物の種類や現象は本物の大自然のそれに比べれば足下にも及びません。ですので、本作で遊んでいただいた後は、外に出て実際の自然のなかで自らの目で「ほんもの」をご覧になって、「つくりもの」との違いを感じとっていただければ幸いです。 【 原作と本作のステージ対応 】 今回リリースしたバージョンでは原作の8・9ページの地形を基本として、10・11ページの畑に登場する要素を組み込んで「初夏の農村ステージ」として再構築しました。 今後、数ヶ月ごとに、新しいステージ(秋/冬/春)を順次アップデート予定です(各ステージごとに、その環境の影響を受けてつくられた異なる土が登場します)。 原作:8・9・10・11ページ → 本作:初夏の農村 原作:14・15ページ → 本作:秋の渓谷 原作:16・17ページ → 本作:冬の雪山 原作:6・7ページ → 本作:春の里山 ※原作のすべてのページをリメイクしているわけではない点にご注意ください。 ※小さな動物などは、実際の比率で表示すると視認できなくなってしまうため、本作品内では大きく表示しているものがあります。 ※本作品は原作の絵素材を流用して制作したものではございません。また、本作品に登場する絵素材は原作の著者である「かこ さとし」が描いたものではありません。あらかじめご了承ください。 【 使い方 】 ◯ 地面を「タップ」することで穴を掘ることができます。穴を掘ることで地中の様子を見ることができます。また、「ピンチアウト」で視点の前進、「ピンチイン」で視点の後退が可能です。 ◯ 画面上部に表示される「土の名前」をタップすると土の詳細説明が表示されます。 ◯ 画面右下の「むしめがね」のアイコンをタップすると動植物の名前を確認できる「図鑑モード」に切り替わります。 ◯ 「図鑑モード」では画面内に表示される青色の「◆(ひし形)」のアイコンをタップすると該当する動植物の名前が画面上部に表示されます。 ◯ 画面上部に表示された動植物の名前をタップすると、詳細な説明が表示されます。なお、再度地面を掘るには画面右下にある「スコップ」のアイコンをタップします。 ◯ 本アプリが起動している間であればいつでも、画面右はしにある「茶色のドット部分」をタップもしくは右から左にスワイプすることで「テキストオプション」を表示することができます(なお、画面左はしにある「茶色のドット部分」をタップ、もしくは左から右にスワイプすると基本設定画面が表示されます)。 ◯ テキストオプションには「土に関する総合的なテキスト」、「ステージの地学的、土壌学的設定資料」、「2DCG(主にベクトルグラフィック)関する総合的なテキストと画像データ制作チュートリアル」、「クレジット」の4種類が搭載されています。 【 国際土壌年2015/世界土壌デー連動企画 】 本作品は第68会期国際連合総会で決議された「国際土壌年2015」および12月5日の「世界土壌デー」の理念を尊重し、その取り組みを応援しています。 【 動作環境 】 *ご購入前にご確認ください。 iPhone:iPhone5以上 iPad:第3世代以上 iPad Air:第1世代以上 iPad Mini:第2世代以上 iPad touch:第6世代以上 iPad Pro:第1世代以上 ※「iPhone4S」では動作はしますが、強制的に低解像度モードに切り替わります。このため、ほかのデバイスよりも動植物の解像度が低くなり、地形、掘削の単位が粗くなります。また、UIがほかのデバイスと異なります(機能や内容は同一です)。「iPhone4」では動作致しませんのでご注意ください。 ※「iPod touch(第5世代)」では動作はしますが、強制的に低解像度モードに切り替わります。このため、ほかのデバイスよりも動植物の解像度が低くなり、地形、掘削の単位が粗くなります。 ※上記未満のデバイスでは動作しませんのでご注意ください。 ※デバイスが搭載するCPUの処理能力の違いによって、掘削時のレスポンスが異なります。あらかじめご了承ください。 【 言語 】 日本語・英語 ※OSの言語設定を英語に切り替えると、アプリ内の言語も英語に変更されます。 【 制作スタッフ 】 デザイン・イラスト・文:カキヌマ ツトム プログラミング:岩瀬 圭次郎 ミュージック:松下 昇平(M-Swift) 監修:田中 治夫(東京農工大学 土壌学研究室 准教授) SE・英訳:ほりの ゆうき 国際土壌年ミュージック:いしだ こうへい 運用:Atsuo,Y 【 土壌関連アプリ 】 Soil NOW © © 2015 Tsutomu KAKINUMA, Act1Corporation |
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Soil かこさとし作「地球 その中をさぐろう」より – Act1 Corporation
12月 16, 2015 | コメントは受け付けていません。Tags: Reference