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iSpartanは、iPad、iPhoneおよびiPod touchで稼働する用途の広い分子モデリングのためのappです。このappを使うことで化学者は、すばやくそして容易に、広範囲にわたる分子について信頼のある計算方法を使用することができます。 分子は紙の上に構造を手書きするのと同じように、二次元のスケッチにより作成します。この二次元のスケッチを三次元構造に変換します。その後、配座解析を実施でき、それぞれの状態での構造情報を計測できます。およそ5,000の分子を内包するデータベース(Spartan Spectra and Properties Database, SSPDのサンプル版)が付属しており、NMRとIRのスペクトル、分子軌道、静電ポテンシャルマップ、および原子および分子の各種プロパティ情報にアクセスすることができます。データベースは部分構造探索ができます。 配座解析: • 最安定配座の同定 • その他の配座エネルギーの評価 • わかりやすいエネルギーダイヤグラムを表示 iSpartan 信頼性の高いMMFF 力場を使用してリアルタイムで配座解析を実行します。 出力可能な分子プロパティ: • R / S キラリティ • 分子量 • 分子表面積とPSA(polar surface area) • 分子の体積 • Log P • カップリング定数 • 原子間距離、角度、二面角 iSpartanに付属する分子データベース中にはおよそ5,000の分子について量子力学を使用して計算されたスペクトル情報や各種プロパティを内包しています。それ以外の任意の分子については、Spartan Parallel Suiteプログラムをインストールしていれば(オプションプログラム; Windows版、Macintosh版があります)、量子化学計算を実施できます。Spartan Parallel Suiteへの接続によって、iPad、iPhoneあるいはiPod touchからSSPD完全版(およそ255,000分子)へのアクセスが可能になります。 NMR スペクトル: •水素と炭素のスペクトルでのピークの帰属の割り当て •構造予測を確認または否定 •どの構造がデータと適合性が高いかの示唆 •代替構造の調査と示唆 iSpartanは、高精度なスペクトルを得るために、密度汎関数法(EDF2/6-31G*)による計算結果に経験則による補正をしています。純粋に経験的な方法論とは違って、iSpartanは常に3D構造(立体化学)と配座の両方を説明します。 熱化学: •最安定な互変異性体や異性体の識別 •平衡状態の生成物の生成比の評価 •化学反応の吸熱か発熱かの分類 iSpartanは、DFT計算による全エネルギーを得ることができます。また、ほとんどの有機分子の生成熱も非常に正確なT1の熱化学レシピを使用して評価することができます。 赤外スペクトル: •吸収帯ごとの官能基への帰属の表示 •構造予測を確認または否定 •吸収帯に帰属した分子内振動のアニメーション 表示されたスペクトルは、DFT計算に基づいており、振動数は係数補正されており、温度効果による吸収帯の拡張をしています。その結果、実験データによく似た正確で現実的なスペクトルになっています。 分子軌道と静電ポテンシャルマップ: •反応の予測のためのフロンティア軌道の分析 •選択性、反応性、酸性度を評価し、また分子表面上での極 (親水)性・非極 (疎水) 性の部位を識別するために静電ポテンシャルマップを使用 その他のプロパティ: •原子の電荷 •双極子モーメント 分子モデリングによる化学研究の生産性の大きな向上...これが、iSpartanです。 © © Wavefunction, Inc. |
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iSpartan – Wavefunction, Inc
8月 05, 2016 | コメントは受け付けていません。Tags: Productivity