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"志ん生の語りの筆記も付いてます!" * A面:金明竹 (10:14) 落語:古今亭志ん生 昭和31年 ●付録ブーグレット筆記より。 ……えー、ぇふん、どうも考えるってぇと、出るものぁ、あんまり偉いものは出ませんで、ぽおっとしておりますぅなっ。危ない人間が多いものでございます。えー、俗に言う、与太郎というようなのが、馬鹿にも百馬鹿あるそうでございますからなぁ、んー。 隠居 「人の何だよ、えー、何でも言う通り言うんだよ。えー、逆らっちゃいけませんよ。人がね、おはようったら、おはようございます。今日は暑いですなったら、暑いです、こう言ってたらいいんだよぅ」 与太郎「あー、そうかい」 隠居 「そうだよ。まねをしてるようなもんだ。それがいちばんいいんだ」 与太郎「そうかなぁ!? まねをするってんなら、な、俺だって出来ねぇことぁはねぇやぁ」 熊 「どこぉ行くんだい、どこぉ行くんだよぉ」 与太郎「うふん、……どこぉ行くんだよぉ」 熊 「お前がどこ行くんだ、ってんだ」 与太郎「お前がどこ行くんだよぉ」 熊 「おれ、どこも行きゃあひねえや」 与太郎「……おれも、どこも行かねえ」 熊 「やな野郎だなあ」 与太郎「やな野郎だなあ」 * B面:弥次郎 (14:02) 落語:古今亭志ん生 昭和34年 ●付録ブーグレット筆記より。 隠居 「どこ行ってたの」 弥次郎「北海道のずうーっとぉ、奥の方へ行ってました」 隠居 「あっちゃぁ寒いだろうなぁ」 弥次郎「寒いだろうなぁっなんて、んな、疑る寒さじゃありませんよぉ。えー、もぉ、寒いどこじゃありませんね、もぉぉ、本当につべたくてねぇ、口がきけないぐらい寒いとこがあります」 隠居 「お前さんの行ったとこかい」 弥次郎「えー、もぉ、何でもねぇ、凍っちゃうんだから。えー、お茶なんぞ、お上がんなさい、なんて言えませんよ。お茶をオカチンなさいましぃ。……お茶が、えー、お茶がもぉついで出すと凍っちゃうからねぇ、オカチンなさいしましぃ」 隠居 「お茶が、えー」 弥次郎「お茶がもぉついで出すと凍っちゃうからねぇ、オカチンなさいしましぃ」 隠居 「ああ、そんなかぁ」 弥次郎「へー、…しょんべんなんか、お前さんねえ、ジャーってしてね、流れてこういうのあんでしょぅ、向こうのはそうじゃねえんだ、凍って棒で出てくん」 * 古今亭志ん生 (5代)。 1890年6月28日 - 1973年9月21日、落語家。 東京・神田亀住町の生まれ。本名は美濃部孝蔵。長男は10代目金原亭馬生、次男は3代目古今亭志ん朝。20世紀を代表する名人である。 * ●Recordsアプリ ・レコードプレーヤー・アプリ。 ・特製デザインの盤面 ・指先でアーム移動、ピンチでズーム、スクラッチ。 ・左上▼ボタンで、メニューへ。曲目、時間等を表示。 ・オート・ターン、もしくは、本体をひっくり返すと裏面へ。 ●Records2.0の付録:bOOgLetとカタログ ・電子環境ならではの動的なブックレットと、Recordsの全カタログ。ライナーノーツ、歌詞、写真、カタログ……。 ・メニュー■ボタンから。閉じるときは、右上×ボタンで。 © © Delaware |
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落語・古今亭志ん生 – 金明竹/弥次郎 (Olds011) – Delaware
1月 20, 2017 | コメントは受け付けていません。Tags: Music