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「暑い…暑すぎるぜ…」 夢のなかで、何かのゲームのステージセレクトを押したところで目が覚めた。まだ授業中か…ざわめく教室に尊い先生の声がかき消されてる。今年の夏は節電のせいでクーラーは無し。こんな暑いと悠長に昼寝だってできないわ。 じっとりした汗が頬を伝って机に落ちる。こんな酷暑の中、何事もないように爽やかにしていられるのは…そう、前の席の彼女だけだ。成績優秀で生徒会長、おまけに校内でも一位か二位かを競うような美少女ときてる。そんなやつの後ろで俺ときたら、何も目立つこともなく、何もできずにいるだけか。 …なんていつもの自虐ネタでぼんやり前を見つめていたら、ッツーっと一滴、まるで流星のように彼女の背中を伝って流れるものが見えた気がした。おいおいそんなのが見えるわけないだろって?いやいや、我が校の女子制服の夏服ブラウスは、学区内トップクラスの透過率を誇っているのだ。嘘じゃない。 さぁここから壮大なプロジェクトの始まりだ!まずは彼女に近づくべし。どうするかって?デバイスを手前に立てて顔を近づければいい。そして背中に向かって息を吹きかけるのだ。すると、おのれの起こす神風により彼女のブラウスはたゆたみ次第に聖域が露わになるはずだ。 ここで忘れてはいけないことがある。自らの儚い地位を守るには彼女に絶対気付かれてはならない。もし異変に気付き振り向かれるようなときは一目散にデバイスを遠くに傾けて顔を離しこの場を切り抜けてほしい。 肺活量をフルに使い果たし息も絶え絶えになった頃には、息を飲む光景が目の前に広がってるはずだ。これで満足する今までの俺じゃない、究極のマルチタッチデバイスを手にした者に不可能なんてないのだ!まずは指一本でコアに触れゆっくりとやさしく弧を描いてみてほしい。 彼女もはじめて知る無意識の快楽にフィールパワーゲージも少なからず上昇を続けるだろう。押しては引いて、適度なバランスで逆鱗に触れることのないよう注意を払いながら背中を貪り尽くしてほしい。 …そして最後に最高の栄光の奇跡を起こすのだ!その二本のゴールドフィンガーで!!幸運を祈る。 ※iPod touch第2世代、第3世代の場合はマイク付ヘッドフォンを付けないと遊べません。 -- STAFF -- 企画・プログラム : 深町卓史(ま〜ち) デザイン :青星(■青屋■ http://bluexii.x0.com/) CV : あゆ © marchEnterprise |
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Putti! – marchEnterprise
11月 06, 2011 | コメントは受け付けていません。Tags: Entertainment