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Reads – 読書のSNS&記録アプリ – フヅクエ株式会社

3月 05, 2025 | コメントは受け付けていません。

フヅクエ株式会社 - Reads - 読書のSNS&記録アプリ アートワーク Reads - 読書のSNS&記録アプリ
フヅクエ株式会社
ジャンル: ブック
リリース日: 2025年2月27日

【Readsの特徴】
◎自由で身軽な読書記録
・「気になる」「買った」「読み始めた」「読んでる」「読み終わった」「ふと思い出した」等々、好きなタグをつけられます
・読み終えなかった本も「読んでいた本」として記録に残ります
・感想文に限らず、買ったときのこととか、読み始めたときの気分とか、本にまつわる文章を好きなスタイルで残せます
・買った場所や読んだカフェなど、場所と紐づけた記録もできます
・写真をつけての記録もできます

◎記録ごとに選べる公開範囲
・こんな公開範囲を、記録ごとに選ぶことができます
 ・「この本を読んでいることは人に知られたくない」
 ・「この感想は友達までの公開にしたい」
 ・「公開にはするけれどタイムラインには流れないようにしたい」

◎本の話だけのSNS
・タイムラインで他のユーザーさんの投稿が見られます
・いいねやコメントで交流も
・いいね数やフォロワー数が数値化されないので、数を気にせず過ごせます


【こんな思いでつくりました】
こんにちは、本の読める店fuzkueという、初台・下北沢・西荻窪にある、読書しかできないカフェをやっております、阿久津隆と申します。
読書が大好きなのでそんな店を始めました。本を読んで過ごすお客さんの後ろ姿を見る日々です。
著書に、フヅクエを始めるまでの顛末や考えを書いた『本の読める場所を求めて』や、2016年から毎日書き続けている読書日記をまとめた『読書の日記』シリーズがあります。

10年以上、読書のための店をやっていく中で、ずっと考えていたことがありました。

「多くの人が、もっと気楽に、音楽を聴くのと同じように読書を楽しめたら」という考えです。

ほとんどの音楽好きは、「今月は全然聴けなかったな」とか、「あのアルバム最後まで聴けていないな」とか、「うまい感想が思いつかなくて書けないな」とかって考えないんじゃないか。考える人もいると思いますが、評論家とか、評論家を目指す人くらいなんじゃないか。

しかしこれが読書となると、こういった宿題感・不全感を抱える人が途端に多くなると、ずっと思っていました。
読書は、「読まねば」とか「読みきらねば」とか「ちゃんと理解し、いい感想に落としこまねば」とか、そういう「ねば」を抱えやすいもの、とても課業になりやすいものに思います。

僕自身、読了で記録をつけていたときは、あんまり面白くなくても途中でやめたら記録上無になってしまうので読み切る、みたいなこともありました。アンソロジーとか雑誌の読了ってどうすりゃいいんだろう、みたいに考えることもありました。
また、ブログで本のレビューを書いていた時期は、読んでいる途中から「どこを拾うといいだろう」とか、「どうやってまとめよう」とか、そういう宿題感が常に念頭にあったような気がしますし、それを重荷に感じることもしばしばありました。

でも本来、読書とは、読み終えることでも、読んで何かを言うことでもなく、読むことのはずです。読んでいるその時間こそが読書のはずです。

読み終わろうと読み終わるまいと、いいこと言えようとそうでなかろうと、読んでいるその時間に何かきらめきがあったら、それでもう、完全に読書を楽しんでいる、と言えるはずです。

僕のことで言えば、記録の付け方を読了ではなく、「今日なにを読んだか」で取るようにしてずいぶん解放されました。
毎日その日読んでいた本をスプレッドシートに記録していく、という方式です。こうすると、読み終わらない本も、記録に残ってくれる。
なんだか馬鹿みたいですが、これでずいぶん楽になったんですよね。無理に読み終えなくていいや、と思えるようになりました。

また、感想については、読書日記を書き始めたことがとても大きかったです。
ここでは、書店で迷う時間とか、読み始める前の楽しみにしている気持ちとか、どこでどういうふうに読んでいたかとか、ぐっと来た文章の引用とか、そういうことが本に関する記述の中心になっています。
感想は書いたり書かなかったりで、書きたくなって書き始めて尻すぼみになったらそこで終わりにすればいいし、ある日思ったことを書いて、また別の日に続きのようなことを書いてもいい。
日記という、どんな書き方も許容してくれる自由なフォーマットを得られたことで、ちゃんと感想をまとめないと、というプレッシャーから解放されました。

読了と関係ない記録の取り方も、感想にこだわらない文章の書き方も、僕にとってすごくよくて、
「最近読めていなくて」とか、「ちゃんと理解できているかわからないですが」とか、
そういった言葉に触れるたびに、このスタイルおすすめなんだよな〜、とうっすら考えたりしていました。

そこで、Readsでございます。

「あなたはこの本を読んで何を感じましたか?」ではなく、
「最近なに読んでるの?」
それがReadsが発する問いです。

「今これ読んでるんだよね」「この本が気になってるんだよね」
友だちと読書の近況についておしゃべりをするような気楽さでアウトプットを重ねていった結果、読書の記録ができあがっていくイメージです。

また、記録したいわけではないという人にとっても楽しい、読書の広場のような場所を目指しています。

趣味が課業になってしまわないように。そして、なんらかのアウトプット欲があるならば(←僕はこれ)、負担にならない形でそれをやり続けられるように。
持たなくていい不全感を持たずに、ずうっとただ楽しんでいられるように。
読んでいる日々それ自体を言祝ぐことができるように。
多くの人が、音楽を聴くのと同じように読書を楽しめるように。

読了や感想だけではない、多様な読書の言葉たちが繁茂する広場、
Readsがつくりだしたいのはそんな場所です。

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